肌の欠点をカバーするだけではなく、美容成分を含む「BBクリーム」。
「NULL BBクリーム」はその大きな特徴として、公式で「ニキビにアプローチする」という効果が謳われています。
しかし、ここで気になるのは、分かるようで分からない
「ニキビにアプローチする」
という言葉。
果たして「NULL BBクリーム」は本当にニキビに対して効果があるのか?むしろ悪化する危険性は無いのか?
この記事では「アプローチ」のメカニズムを解明するとともに、管理人自身の実体験を踏まえて、その真偽を検証していきます。
そもそもニキビの原因は?
ニキビには大きく分けて、思春期にホルモンバランスの変化を原因としてできる
「思春期ニキビ」
と、生活リズム・食生活の乱れ、過労・ストレスおよび肌の乾燥などを原因とし、二十歳を過ぎてからできる
「大人ニキビ」=「吹き出物」
があります。
いずれにしても、過剰な皮脂の分泌と、毛穴のつまりによってニキビの原因菌(アクネ菌)が繁殖し、発生してしまいます。
ここで案外侮れないのは、ファストフードなど脂っぽい食事を続けていると、肌もまた「脂性肌(オイリー肌)」になりやすく、結果としてニキビの原因となってしまうこと。
結局、そもそもニキビが生じにくい体質にするには、普段から肌を気遣った(=自分の体を気遣った)生活を心がけることにあるのです。
さて、当然ながら「NULL BBクリーム」に限らず、他のすべてのニキビケア用品はニキビの大元の原因である生活習慣と体質を改善するという機能は備わっていません。
その意味では「すべてのニキビケア用品は対症療法」ともいえますが、
果たして「NULL」ではどの成分がニキビに「アプローチ」するのか?
以下でじっくりと検証していきましょう!
「ニキビにアプローチする」有効成分は?
NULL 公式では、ニキビに対する有効成分として、
サリチル酸 + オーガニックエキス7種
を挙げています。
サリチル酸について
サリチル酸は、国内売上14年連続No.1の「プロアクティブ」をはじめ、多くのニキビケア用品に配合されている成分です。その効果として、
が、知られています。
こうしてみると、いかにも「サリチル酸はニキビの特効薬!」のように感じられますが、残念ながら副作用も存在します。
それは、角質溶解作用によって角質を溶かすということは肌への刺激が強く、乾燥しやすくなるということです。
このため「サリチル酸はニキビケアにはおすすめできない」と紹介されている場合もあるものの、
実際には脂性肌(オイリー肌)が多く、毛穴が詰まりやすい男性にとってサリチル酸は有効である可能性が高いといえます。
そもそもNULL BBクリームは「BBクリーム」であり、ニキビに対する効果は補助的なものですので、サリチル酸自体はマイルドな配合になっており、副作用を気にするほどではないと考えられます。
後にも述べますが、私自身4ヶ月以上NULLを使ってきて、特に肌のトラブルはありませんし、
万が一肌にかゆみや赤み・ヒリヒリするなどの症状が現れた場合でも、返金保証があるため安心です。
オーガニックエキスについて
続いて、7種のオーガニックエキスを見ていきます。
数が多く、煩雑になるのを避けるため、ニキビに対して効果が期待できる作用を表にまとめておきます。
効果の対応一覧表
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | |
カミツレ花エキス | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
ツボクサエキス | ○ | ○ | |||||
カンゾウコンエキス | ○ | ○ | ○ | ||||
チャ葉エキス | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
イタドリ根エキス | ○ | ||||||
ローズマリー葉エキス | ○ | ○ | |||||
オウゴン根エキス | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
これら7種のオーガニックエキスについて目立った副作用は報告されておらず、表にすることで、期待される効果はニキビに対して隙の無い構成となっていることがよくわかると思います。
私自身、調べてみることでメーカーの「ニキビへアプローチ」の本気の度合いがよくわかりました。
当然ながら、いくら有効な成分を含んでいるとはいえ、ニキビケア専用の商品ではないため、期待される効果はかなりマイルドになってしまいます。
しかし、少なくとも「NULL BBクリーム」を用いることでニキビが悪化するという可能性はかなり小さいと言えることは間違いありません。
管理人の実体験は?
私は今まで、4ヶ月以上に渡ってNULL BBクリームを使ってきました。
その上で、「最近ニキビの悪化等、肌のトラブルはあったか?」との問いに対して
「皆無。むしろニキビができる機会はかなり減って肌は快調そのもの。」
と胸を張って答えます。
ただし、これもすべてはNULLのおかげ・・・といいたいところですが、さすがにそこまでベタ褒めするつもりはありません。
実際のところ「NULL BBクリーム」に関しては、
「決して肌の負担となることは無いが、目に見えて効果があったのかはよく分からない。」
といったところです。
どういうことかというと、実は私は「NULL BBクリーム」を使い始めるとほぼ同時期に、
「NULL フェイスウォッシュ」 + 「NULLオールインワンジェル」による洗顔・保湿の徹底
+
ビタミン・ミネラル不足を補うためのサプリ(DHCなどの市販のもの)
+
筋トレ(1日平均30分程度)
+
低糖質・低脂質な食事
を密かに実行・継続してきました。
これらの結果、肌のみに限らず、心身ともにかなり調子が良くなったことは強く実感しており、間違いありません。
ただ、色々とやりすぎて、何がどう効いたのかがよくわからないという状態になってしまっています(笑)。
結局、BBクリームが直接ニキビに作用したかどうかはわかりませんが、私は少なくとも間接的には確実に意味があったと感じています。
それは、「紫外線対策」としてです。
紫外線の危険性については、
こちらの記事(新事実発覚!?化粧は肌に悪いのか?そのメリットとデメリット)
で紹介しましたが、実は紫外線はシミやシワなど肌の老化の原因だけではなく、皮脂を酸化させることで毛穴を刺激し、ニキビを誘発することが知られています。
さらに、紫外線はすでに発生しているニキビの炎症を進行させて、症状を悪化させる危険性もあります。
このように、トラブルの原因である紫外線から肌を守ってくれる普段使いの「日焼け止め」として、BBクリームはオールインワンで優秀ですので、今後も継続して使っていきたいと思っています。
まとめ
- 「NULL BBクリーム」はサリチル酸と7種のオーガニックエキスにより、本格的にニキビに対処することを目的として開発されているBBクリームであることは事実。
- 「NULL BBクリーム」を用いることで目に見えてニキビの改善が期待できるかと言われると微妙だが、ニキビが悪化する可能性はかなり低い。
- ニキビに対して直接的な効果は分かりにくくても、ニキビを含む肌トラブルを避けるための普段使いの「日焼け止め」として、 BBクリームは優秀。
といったところです。
ここでは長くなり過ぎるため触れませんでしたが、ニキビに関する他のユーザーのレビューは、こちらの記事(NULL BBクリームはニキビ跡に効果あり?Amazon・楽天・Yahoo!のレビューを徹底検証!!)をご参照ください。
また、ニキビの改善策について、今後別記事にて紹介していきたいと思います。
この記事が、お役に立てれば幸いです。
▽ニキビにアプローチ。「NULL BBクリーム」▽