下地・ファンデーション・コンシーラー・美容液・日焼け止めなど、様々な効果を持つオールインワン化粧品「BBクリーム」。
シミ・ニキビ・青ひげ・寝不足クマなど様々な悩みを緩和するべく、
この「BBクリーム」を試してみようかと考える男性が検索してみると気がつくのが、
「CCクリーム」というものの存在。
どうもBBクリームよりも新しく、同じくオールインワンで良さそうだ・・・と感じたりしますよね。
(同時に、「BB」の次は「CC」という安直さがなんとなく面白く感じもします(笑)。)
「BBクリーム」と「CCクリーム」の違いについて調べようにも、普段化粧をしない男性にとっては、ちょっとした専門用語がでてきて、イマイチよくわからなかったりします。
果たして両者の違いは結局何なのか?
この記事ではその疑問に明快に答えるとともに、男性用が存在するのか?何がおすすめなのか?について答えます。
目次
BBクリームとは?
これは、おさらいになるかもしれませんが、「BBクリーム」の特徴を改めて整理しておきます。
こちらの記事(BBクリームとファンデーション・コンシーラーの違い・おすすめは?併用する順番は?)も参考にしてください。
「BBクリーム」とは
BBクリームの “BB” とは ”Blemish Balm” の略。つまり「傷を修復する軟膏」という意味。
美容液、下地、日焼け止め、ファンデーション、コンシーラーなど、複数のアイテムの機能をもった、「オールインワン」メイク料です。
さらに、ここで単語を整理しておきます。
「美容液」とは
保湿成分や美容成分などの肌に有用な成分を濃縮して作られた化粧品です。
その役割は大まかに、「保湿」、「美白」、「エイジングケア(肌にハリ・ツヤを与える)」の3つがあります。
「下地」とは
「化粧下地」ともいい、原則としてファンデーションを用いる前に、肌とファンデーションが密着するように土台を整える役割があります。
また、下地自体にシミやくすみを目立ちにくくする効果や、ファンデーションを直接肌に付ける場合の負担を緩和する効果もあります。
「ファンデーション」とは
シミやくすみなどの「色のトラブル」、毛穴やシワなどの「凹凸のトラブル」、これらを「均一な肌色・肌質」に補正して、美しく見せることが目的のメイク料です。
一般に多くの色が展開されており、「パウダー」、「リキッド」、「クリーム」など様々なタイプがあります。
「コンシーラー」とは
ファンデーションでは隠しきれないシミやくすみなど、「局所的かつ重度な色トラブル」を、「均一な肌色」に補正して、自然に見せることが目的のメイク料です。
ファンデーションに比べ、圧倒的にカバー力は高いですが、一般にファンデーション程色数はありません(多くて3色程度)。
また、コンシーラーは、広範囲の使用を想定した成分構成になっていないため、ファンデーションでカバーしきれない部位だけの部分使用が原則となっています。
続いて、「CCクリーム」について整理していきます。
CCクリームとは?
「CCクリーム」とは
CCクリームの “CC” とは、諸説ありますが、”Care Control”や ”Color Control” の略。
下地、コントロールカラーに加え、美容液、日焼け止めなど複数のアイテムの機能をもった、「オールインワン」メイク料です。
新しい単語が登場したため、再び整理しておきます。
コントロールカラー
くま、くすみ、赤みなど、肌の色の悩みを「補色」で打ち消すことです。
「補色」とは、どこかで見覚えがあるかもしれませんが、↓の色相環の正反対の位置にある色の組み合わせのことです。
「BBクリーム」と「CCクリーム」の共通点と異なる点は?
ここまで見てきたように、まず両者の共通点としては
肌の視覚的な悩みを緩和する(見栄えを良くする)ことを目的としているオールインワンな化粧品である
という点です。
一方で異なる点としては、肌の悩みに対して、
BBクリームは「カバー(上から覆う)」で対処する。
CCクリームは「コントロールカラー(補色)」で対処する。
という点です。
この結果、
BBクリームは、「カバー力が高いため、しっかりとした仕上がり」
CCクリームは、「カバー力は低いが、透明感のあるナチュラルな仕上がり」
となります。
結局どっちがいいのか?
ここまでで、BBとCCの特徴や共通点・相違点がなんとなく分かったかと思います。
では、結論としてどちらを使えばいいのか?と言うことになりますが、残念なお知らせが・・・
それは、そもそもの前提として現時点では
「男性用のCCクリームは発売されていない」
ということです。
こちらの記事(メンズコスメを用いるメリットは?女性用を使ってもいいの?)で検証しましたが、私としては男女の肌の性質の違いを考えると、男性が女性用の化粧品を用いることは、おすすめできません。
比較的新しいコスメであるCCクリームは、今はまだ男性用が存在しませんが、今後メンズコスメ市場が成長すれば、取り扱うブランドが現れてくるかもしれません。
結局、我々男性としては、「男性用に作られたBBクリームを用いるのが無難」という結論になりますが、それでも
「CCクリームのほうが自然な仕上がりになるんだったら、そっちのほうが向いてるんじゃないの?」
と、思うかもしれません。
しかし、そもそも男性用に作られたBBクリームは、女性用に比べて、かなりカバー力が抑えられており、自然な仕上がりになるように成分が調整されています。
いわば、(成分や性質の違いはあるものの)、
「現状の男性用BBクリームこそ、女性用のBBクリームとCCクリームの中間的な立ち位置である。」
ともいえるのです。
以上より、「自然な仕上がり」という面でも、「男性用BBクリーム」で問題ありません。
※余談ですが、最近は「BB」、「CC」に続いて、「DDクリーム」やら「EEクリーム」というものも存在するそうです。
どんどん機能面でパワーアップしているそうですが、ここまでくると正直
「ネタでやってるのか?(笑)」といったところです。
男性用のものが登場すればしっかり検証しますが、恐らくそれはだいぶ先の話でしょう・・・。
この記事が皆様のお肌のお役に立てれば幸いです。
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